パソコン萬晩報 - バックナンバー
不定期で、その時期・時代に応じたパソコンに関する記事を書きます。 バックナンバーです。
2012/04 Microsoft SQL Server
今回の萬は、意味のわからない活字が多く出てきます。 またシステム屋以外がSQLを意識する必要など無いです。 ただ過去2回の記事と照らし合わせていただければ 第三者のデータを入れるdbのサポートが切れれば、全データは駄々漏れです。
Microsoft SQL Serverとは、 マイクロソフトが開発している、リレーショナルデータベースクエリ管理システム(RDBMS)です。略称は「SQLServer」または「MsSQL」などと呼ばれています。主要な問い合わせ言語(クエリ言語)は、T-SQL とANSI-SQLです。企業サーバ向けの高機能なシステムから組み込み系の小規模なシステムまで幅広く、またMicrosoft Windowsと親和性が高く、ADOやADO.NETを経由して最適なバックエンドデータベースを構築できるようになっています。
このSQLServer2000は、 技術屋から言わせると、SQL Server 6.5の拡張版です。後で一覧表にしますが、SQL Server 6.5のオブジェクト、全てのテーブル、ビュー、ストアド、プロシージャ、拡張ストアド、プロシージャ、トリガ、ルールは全てSQL Server 2000まで完全互換を保っています。当時(2000年頃)は、作業を簡略化するために銀行に企業の会計データを一括送信し、事務を簡略化していたために、銀行側が受け入れる処理が間に合わず、完全互換にしなければ経済が止まってしまうためセキュアアップデートだけに留めた訳です。その6.5のサポートは2004/3/31に終了しました。
少し話が変わりますが、 個人情報流出事故がおき始めたのは何時頃かご存知でしょうか? 2004年からです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/個人情報漏洩
時系列にまとめてみます。
| Yahoo!BB加入者の個人情報452万人分 | 2004/01/23 |
| ジャパネットたかた顧客の個人情報66万人分 | 2004/03/09 |
| アッカ・ネットワークス加入者の個人情報110万人分 | 2004/03/25 |
| SQL Server 6.5 サポート終了 | 2004/03/31 |
| 旅行会社クラブツーリズム9万人分 | 2005/03/19 |
| みちのく銀行CD紛失131万件 | 2005/04/22 |
| 米シティグループ390万件紛失 | 2005/06/06 |
| 米ビザ2400万件、米マスター1390万件二次被害あり | 2005/06/20 |
| 山陰合同銀行19万件マイクロフィルム紛失 | 2005/07/06 |
| SQL Server 7を延長サポートすると発表 | 2005/09/04 |
| KDDI(現au one net)の利用者399万6789人分 | 2006/06/13 |
| 富士ゼロックス自治体の戸籍情報400万件 | 2006/09/07 |
| 三菱東京UFJ銀行86ヶ店の96万人分 | 2006/10/06 |
| 日産自動車顧客情報538万人分二次被害有 | 2006/12/22 |
| アフラック顧客情報15万2,758人分 | 2007/07/26 |
| サミーネットワークス173万5841名 | 2010/11/10 |
| SQL Server 7.0 サポート終了 | 2011/01/11 |
| ソニーSCEプレイステーションネットワーク7700万名 | 2011/04/27 |
| ソニーオンラインエンタテインメント1億160万2500件 | 2011/05/05 |
| 米シティクレジットカード20万名分 | 2011/06/09 |
| セガヨーロッパ129万755名分 | 2011/06/19 |
| セディナクレジットカード会員情報158,248人分 | 2011/08/16 |
たぶん何かの偶然です。
MySQLもMsSQLもOracleも一番最初に導入され便利だと言う事で中企業、下請企業、中小企業、零細企業と導入が進みました。大企業は気付いてます、「汎用性とセキュリティは反するもの」ということを、汎用性部分と専門性部分を併せ持ち独自のセキュア関数を持つシステムへの移行が進んでいます。 さて、大企業はその社会的制裁は受けてきました。次はその便利なツールを導入したそれ以外の企業ですが、私もよくお客様から「毎年毎年ソフトウェアアップデートに金かけられないよ」という話はよく聞きます。OSがサポート終了しても変えれば済む話でも、ストレージとデータベースサーバは、そこからデータを抜く作業が必須です。またデータを抜くにはサポート中でなければなりません。サポートが終了すれば、その後は手動で抜いていく作業が必要で、通常と比べ6~7倍の時間かかる作業です。
勘定奉行、PCA会計は有名で、先に勘定奉行をインストールしてからPCA会計をインストールしないと両方起動しないというのは会計業界では有名ですよね。そのままインストールしていい訳ではないですよ、勘定奉行+PCA会計は、手順は11段階あります。PCA公益法人会計V9は、MsSQL2000ですが、V11はMsSQL2008R8です。MsSQLは過半数がMSDEを使うため2000までは2G以上が無理でした、だからみんな圧縮かけて利用しているので、バージョンアップがどうやっても出来ないはずです。
弥生会計は08か09までMySQL2000互換。基幹業務ソフトの大蔵大臣も、会計王PRO10も、奉行シリーズも同じです。回りくどかったですね、2010年頃までに導入した受発注ソフトと会計財務ソフトのインストール説明書やシステム要件の所にMSDEと書かれていれば、2013年4月9日以降サポート終了の可能性が極めて高いということです。
次に医療系、福祉系です。医療系はあえて触れませんが、SQL2008R2に替わったシステムを一番最初に見聞きしたのが2009年です。2010年頃からの導入ソフトであれば問題ありませんが、それ以前のシステムでは医療点数やカルテなど漏洩する危険性が高まります。福祉系なら日立情報システムズの「福祉の森」があります。それを指示通りにバージョンアップしていれば大きな問題にはなりえないと思います。
最後にMsSQL仕様です。 最大サイズまたは最大数
| オブジェクト |
SQL Server 7.0 |
SQL Server 2000 |
| バッチサイズ |
65,536 |
| 通常のstring列ごとのバイト数 |
8,000 |
| text,ntext,image型列ごとのバイト数 |
2GB-2 |
| GROUP BY、ORDER BYごとのバイト数 |
8,060 |
| インデックスごとのバイト数 |
900 |
899 |
| 外部キーごとのバイト数 |
900 |
| 主キーごとのバイト数 |
900 |
| 行ごとのバイト数 |
8,060 |
| ストアド プロシージャのソース テキストのバイト数 |
バッチサイズ、または250MBのどちらか小さい方 |
| テーブルごとのクラスタ化インデックス数 |
1 |
| GROUP BY、ORDER BYの列数 |
バイト数のみによって制限されます。 |
| GROUP BY WITH CUBE または WITH ROLLUP ステートメント内の列または式の数 |
10 |
| インデックスごとの列数 |
16 |
| 外部キーごとの列数 |
16 |
| 主キーごとの列数 |
16 |
| ベース テーブルごとの列数 |
1,024 |
| SELECT ステートメントごとの列数 |
4,096 |
| INSERT ステートメントごとの列数 |
1,024 |
| クライアントごとの接続数 |
設定した接続の最大値 |
| データベース サイズ |
1,048,516 TB |
| データベース サイズ MSDE |
2,097,152 KB |
| SQL Server ごとのデータベース数 |
32,767 |
| コンピュータごとのインスタンス数 |
N/A |
16 |
| ログファイルサイズ |
4TB |
32TB |
次はGW明けを予定。
▲パソコン萬晩報に戻る
|